平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 弊社では誠に勝手ながら、下記の期間中、社屋改修工事のため業務形態を一部変更して営業いたします。 ご来社の際は、弊社までご連絡をいただけますようお願いします。 【社屋改修工事期間】 2023年8月5日(土)~8月20日(日) また、下記の期間中は、夏季休業のため業務をお休みさせていただきます。 休業期間中にいただきましたお問い合わせへの返答は、8月18日(金)以降にさせていただきます。 【夏季休業期間】 2023年8月11日(金)~8月17日(木) お客様にはご不便・ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
美山錦のIWC優勝と日本酒基礎知識
最近、弊社伊藤建築設計事務所が、以前建築で関わらせていただいた会社、株式会社 湯川酒造店さん(長野県)に関する嬉しいニュースが飛び込んできました。 湯川酒造店さんのお酒「十六代九郎右衛門 純米吟醸 美山錦」が、なんと世界的ワインのコンテストIWCの酒部門で優勝されたとのことでした。湯川酒造さんのお酒が海外でも高く評価され、世界で広くご活躍されている様子に、弊社も大変喜ばしく思っています。 今回は「IWCというコンテストはどんなものなのか」「日本酒の基本知識と種類」にも触れながら、今回のニュースについて解説していきたいと思います。 IWCとはどんなコンテストか? 世界最大規模のワイン品評会「IWC」は毎年ロンドンで行われ、”世界でもっとも大きな影響力をもつワインのコンテスト”とも言われています。 そんなIWCに「SAKE部門」が誕生したのは2007年。以来、SAKE部門の受賞酒は国内外で注目され、IWCは日本酒の海外進出における重要なイベントとして、その価値を高めてきました。 審査結果に応じて与えられる評価は「ゴールドメダル」「シルバーメダル」「ブロンズメダル」「大会推奨酒」の4つです。ゴールドメダルを獲得した出品酒の中で特に優れた数点に「トロフィー」の栄誉が与えられ、その「トロフィー」を獲得した中の1点に、SAKE部門の最高賞として「チャンピオン・サケ」の称号が授けられます。 2023年度のIWC、「純米吟醸 美山錦」の受賞結果 2023年度IWCの概要 2023年のコンテストは、7月5日(日本時間)に行われました。 2023年のSAKE部門は9カテゴリーに分けられ、「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」の部門に分かれて審査がなされます。審査は銘柄を隠して試飲する、ブラインドテイスティングによって行われたようです。 2023年度IWCのチャンピオン ・サケ「純米吟醸 美山錦」の功績 以下が今回「十六代九郎右衛門 純米吟醸 美山錦」株式会社湯川酒造店(長野県)が獲得した賞です。 ◎純米吟醸酒 部門にてゴールドメダル ◎純米吟醸酒 部門にて純米吟醸トロフィー ◎「チャンピオン・サケ」として最優秀賞受賞 前章のIWCとはどんなコンテ
高輪ゲートウェイ駅と建築
今日は先日初めて行った高輪ゲートウェイ駅についてお話ししたいと思います。 私(今回の筆者)は、幼い頃から山手線に乗る機会が多く身近に感じていたこともあり、山手線に新しい駅ができるとわかった時から、いつか行けるのを楽しみにしていました。 最近コロナ禍も終息し行動がしやすくなったのを機に、今回ようやく新しい駅を訪れることができました。 高輪ゲートウェイ駅の概要 まずは高輪ゲートウェイ駅の概要を簡単にご紹介します。 場所 場所は山手線の田町駅から1.3キロ、品川駅から0.9キロに位置する元車両基地の跡地にあります。 開業 開業は2020年3月14日、49年ぶり30番目の山手線新駅として誕生しました。ただしこれは東京オリンピックに合わせた暫定的な開業だったため、本開業は来年になるそうです。 建物の構造と建築家 建物は地上3階・地下1階建てで1階がホーム2階が改札とコンコースとトイレと店舗、3階も店舗という構造になっています。 駅舎のデザインは隈健吾さんが担当されています。 高輪ゲートウェイ駅の建築に関する発見 開放的な構内 駅でホームに降りた瞬間私が感じたのは明るさと開放感でした。外国の鉄道ターミナル駅、もしくは大きなアーケード街にいる感じを受けました。 これは1階のホームから3階の天井までが吹き抜けていることと屋根に半透明の膜が張られていてそこからやわらかい光が届いているためでした。 折り紙モチーフの屋根 また屋根が不規則に起伏しているのも面白いと思いあとで調べたら折り紙がモチーフになっていると知り納得しました。 屋根の膜の素材は、光は透過させ熱を遮断するものだそうです。 確かに訪れた日は6月のよく晴れた暑い日でしたが、熱気は感じませんでした。 屋根の鉄骨には杉材が挟んでありました。これは膜と合わせて障子をイメージしているそうです。 素材にはガラスと木が多用される 壁面はほぼガラス張りで、一部太陽光発電ガラスが採用されていました。 また改札階の仕切りもガラスが多く使われていて、構内全体がとても開放的である反面、ほこりや汚れが付きやすくもあるので、きれいな状態を保つのは大変そうに感じました。 それから、木が多く使われていることも興味深いと思いました。 主に福島県産の杉が用いられ、内部の壁や天井などに多く使われていました。 &nbs
石川県の建築巡り
先日、休みを利用して久しぶりに2カ所ほど建物を見てきました。 いずれも伊藤建築設計事務所のある長野県ではなく、石川県方面にある建物です。 今日はその際に見てきたものをご紹介します。 金沢21世紀美術館 1カ所目に訪れたのは、金沢21世紀美術館です。 建設されたのが2004年なので、19年ほどたっています。 私の記憶をさかのぼると、2009年ごろに初めて行ったことを覚えています。 その後は伊藤建築設計事務所の会社研修旅行で訪れたりと、何度か足を運んだことがありました。 外観 以下の写真は、2009年の当時撮った写真です。 一方こちらは、今回行った際に撮影した写真です。 外周部が全面ガラス張りになっているせいか、14年経った今でも古くなっている印象はあまり受けませんでした。 今回は、早朝に出発して入場時間より1時間ほど前に到着しました。 こうすることで、屋外のアート作品や、少し早く入ることができる屋内の無料ゾーンを、人が少ないときに見ることができました。 「カラー・アクティヴィティ・ハウス」 屋外には、「カラー・アクティヴィティ・ハウス」があり、子どもたちは立つ位置によってものの見え方が色々と変わるのを楽しんでいました。 「ブルー・プラネット・スカイ」 ここは、屋内の無料ゾーンで私の大好きな場所・タレルの部屋です。 作品名は「ブルー・プラネット・スカイ」といいます。 人気作品「スイミング・プール」 人気作品「スイミング・プール」も見ることができました。 「スイミング・プール」は、以前はコロナの影響で入場制限をおこなっていたり、ウェブ予約を推奨していました。 現在は予約制になっていましたが、特に入場制限等なく鑑賞することができました。(2023年6月現在) まとめ情報 金沢21世紀美術館は、来場者数から見ると国内トップクラスだそうです。 町と美術館をつなぐこのオープンなデザインや、周囲が芝生となってくつろげるスペースがあったり、スイミング・プールの作品もそうですが、様々なワークショップ・プログラムが開催されているキッズスタジオなど子どもが遊べるスペースもあるので、子ども連れの人たちも気軽