2026年4月開始 自転車の青切符制度

2026年4月1日から、自転車の交通ルール違反に対して「青切符」が導入されました。これまで「自転車だから大丈夫だろう」と見過ごされがちだったルール違反に対し、明確なペナルティが課されるようになっています。今回は、この道路交通法改正の内容と、安全に自転車を利用するためのポイントについてご紹介します。

自転車への青切符制度とは

2026年4月1日に施行された道路交通法の改正により、16歳以上の自転車利用者を対象に、青切符制度が導入されました。

これまでの自転車の違反対応は、その場での注意で終わるか、あるいは非常に重い「赤切符」のどちらか、極端な対応が主でした。しかし改正後は、ルール違反をすると警察官から「青切符」が交付され、反則金を支払わなければなりません。

施行から約2ヶ月が経過し、新しいルールの運用が始まっています。うっかり違反者にならないため、そして安全に自転車を利用するために、改めて反則金の内容と正しいルールを確認しておきましょう。

具体的な違反行為と反則金

代表的な違反行為と反則金の額について、「広報まつもと2月号」の資料に基づいて紹介します。

スマホの「ながら運転」:反則金12,000円(2026年4月現在)

スマートフォンを手に持って操作しながら運転する「ながら運転」は、2024年11月の法改正ですでに厳罰化されており、これまでも赤切符の対象でした。今回の改正により青切符の手続きも選べるようになり、より身近なペナルティとして反則金12,000円が科されます。重大な事故につながりやすい行為であるため、特に注意が必要です。

右側通行:反則金6,000円(2026年4月現在)

自転車は車の仲間ですから、原則として左側を走らなければなりません。道を渡るのが面倒だからといって右側を通行した場合、反則金6,000円が科されます。

歩道通行:反則金6,000円(2026年4月現在)

歩行者の安全を脅かす「歩道通行」も対象です。「車道が怖いから」と歩道を走ることは原則として禁止されており、違反すると反則金6,000円となります。

ただし、例外もあります。13歳未満の子供や70歳以上の高齢者、「自転車通行可」の標識がある場合、また工事などで車道が危険な場合は歩道を走ることができます。その場合でも、歩行者優先で車道寄りを徐行することを忘れないでください。

その他の違反

他にも以下のような違反が対象となり、反則金が科されます。

  • 一時停止の標識で止まらなかった場合:反則金5,000円(2026年4月現在)
  • 夜間にライトをつけない無灯火:反則金5,000円(2026年4月現在)
  • イヤホンをして周りの音が聞こえない状態での運転:反則金5,000円(2026年4月現在)
  • 友達と並んで走る並進(へいしん):反則金3,000円(2026年4月現在)

「これくらいならいいや」と思っていた行動に、明確なペナルティが課されるようになりました。

【参考】
警察庁「自転車の交通反則通告制度(青切符制度)」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/bluetiket.html
政府広報オンライン「2026年4月から自転車の交通違反に『青切符』を導入!何が変わる?」
https://www.gov-online.go.jp/article/202410/entry-6604.html

不便さの先にあるもの

「自転車に乗るのが窮屈になった」「いちいち車道を走ったり、止まったりするのは面倒」と感じる方も多いのではないでしょうか。

これまでは車道が混んでいればスッと歩道に逃げたり、目的地への近道として少しだけ逆走したり、そうした「融通がきく」点こそが自転車の魅力でもありました。新しい交通ルールでは、そうした気軽な運転が許されなくなるため、「移動に時間がかかる」「不便になった」と感じる場面は増えています。

しかし、その「便利さ」や「気楽さ」の裏側には、常に事故のリスクが潜んでいたことも事実です。今回の改正は、多少の不便さを受け入れてでも「命と安全」を優先するための大きな転換点と言えるでしょう。

松本市の自転車関連サービス

自転車が生活に便利な乗り物であることには変わりありません。ルールを守りながら快適に利用できるよう、松本市でも環境づくりが進められています。

ちょこっとパーキング

駅前の買い物などで少しだけ停めたいときに便利な、無料の小規模駐輪場「ちょこっとパーキング」があります。最大6時間まで無料で利用できます。

【参考】
松本市ちょこっとパーキング案内ページ
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/86/8717.html

シェアサイクル

市内37カ所に設置されているシェアサイクルを利用すれば、必要な時だけ借りて返すことが可能です。自転車を所有しなくても、気軽に利用できる仕組みが整っています。

【参考】
松本市シェアサイクル「すいすいクル~ル」
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/86/sharecycle.html

おわりに

青切符制度が始まり、今までより厳格なルールが施行されました。

「急いでいるから」「自分だけは大丈夫」という心の油断を捨て、一時停止や左側通行を徹底することが、結果として自身や大切なご家族を守ることにつながります。

この機会に、改めて運転マナーを見つめ直し、安全で快適な自転車ライフを送りましょう。

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