今回は
「凡事徹底」について思うこと
を書いていきます。
「当たり前のことを当たり前にやる」「毎日のことを当たり前にやる」ということが案外難しいということは、私も長い社会人生活の中で感じていることです。
上記に関係する言葉として、「凡事徹底」という言葉があります。
これは、
「何でもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または当たり前のことを他の追随を許さないほど極める」
という意味です。
自分自身の戒めのためにも書いていますが、能力の高い人、パフォーマンスの高い人というのは総じて凡事徹底がなされているのだそうです。
また、企業として高い品質、高いサービスを提供してる会社ほど、トップから下の方まで凡事徹底がされているということがある本にも書いてありました。
身の回りの整理整頓、挨拶といった基本的な行動はもちろんですが、凡事という言葉の中には、
- お客様との約束の期限を守る、つまり時間を守ること
- やると言ったことをきちんとやる
というようなことも含まれているような気がします。
これが徹底されていないと結局お客様に迷惑がかかってしまう、つまり会社の評価も下がってしまうように思います。
【イチロー選手のエピソード】
元野球選手のイチロー選手が、記者からのインタビューで
「バッティングや守備をあそこまでのレベルに極めるために、何かやってきたことはありますか」
と聞かれた際に、
「いや 何も特別なことはやってませんが、高校3年間365日、毎日普通の練習以外に夜の10分間の素振りをやってきました」と答えられたそうです。
365日が3年間、つまり1000日以上 毎日やったということだそうです。
もちろん、元々のセンス、経済的に悪い状況でなかったことなども成功の理由だと思っていますが、凡事徹底が大きな結果に結びついた一例ではないかと思います。
【松下幸之助さんのエピソード】
また、松下電工(現 パナソニック)の創業者の松下幸之助さんに関するこんなエピソードも聞いたことがあります。
松下さんは、お施主さん、協力業者を含め、これから取引の発生しそうな企業については、ご自分で足を運びその会社を見に行ったそうです。
その際「凡事徹底 できてるかどうか」を訪問先で見て、その会社とお付き合いするかどうかを判断してきたそうです。
それが故後でトラブルになってせっかく仕事をしたのに、いただくものがいただけないというような企業にとっての損失機会は、皆無とは言えないまでもかなり減少したようです。
【終わりに】
弊社としても、お施主様とのお約束や、期日を一つ一つしっかりと守っていくことで信頼が生まれ、ひいては他のお仕事にも繋がっていくのでは、と思っています。